本当は仕事が入っていない日、よって「出勤」する必要もない日、それなのについつい顔を出さずにはいられないときってあるんですよ。真面目ですねぇ、なんて。
塾には複数の中学校から生徒が集まります。当然、1クラスに5つの中学校が混在しているなんてこともザラにあります。そうすると問題になってくるのが、各中学校の進度の違いです。どこも教科書の順番通り、同じくらいのスピードで進んでくれれば有難いわけですが、残念ながらそういうケースの方が稀。特に理科と社会は全くバラバラと言っても過言ではありません。皆さんも経験があるのではないでしょうか?ハイ、今日は2分野の天気をやりまーす。ハイ、次はちょっと飛んで(^^;)生物をやりまーす。ハイ、今日から別の教科書で1分野のエネルギーをやりまーす。もう先生次第でコロコロ変わってきます。
それともう1つ、授業回数の違いという絶対的不利な条件もあります。1科目につき、学校では週に4・5回の授業があるでしょうが、塾では各科目1回ずつしかありません。それなのに、塾は学校より速く進むという暗黙の了解があるくらいです。もちろん講師の側でも学校に遅れをとらないようにと可能な限り急ぐのですが、ただただ速く進んでその結果生徒の理解度を下げてしまうようでは本末転倒です。やっぱり限界があります。
さてさてこうした事情により、定期試験の直前など、塾の授業ではカバー出来なかったところが試験範囲になってしまった生徒に対して、各講師がまぁ自主的にフォローをするわけです(あくまで講師の勝手なので無給)。昨日、僕も一番遠い会場(車で1時間!)まで遥々と行ってきました。今回フォローした生徒は非常に優秀、ウチのテストで全国順位に名を連ねるようなコです。我ながら余計なお節介だと思いつつも、ワープロ打ちする時間がなくて手書きになった、しかし愛情滲む(^^;)プリントを使って授業前のミニレクチャーを始めました。
と・こ・ろ・が、やっぱり余計なお世話だったのでしょうか。僕の言うことにハイハイと答えながらもそのコの目は別のところを見ていて、手はやはり別の作業をしています。「ちゃんと聞いてよ!」と思う反面、「いや、今日は本来は俺の授業の日ではないんだ。」と自分を抑えてとにかく説明を1通り終わらせました。するとそのコは何事もなかったかのようにプリントをカバンにさっとしまい、その手際のよさに感心(?)している僕の後ろでその日の授業開始を告げる講師の声が聞こえてきたのでした・・・
ちょっとしつこくなりますが、もう少し続きがあります。授業後、併せて用意してあった単語のプリントも渡しました。
僕 「〜さん、これ単語のプリント。発音確認しといてね。」
そのコ 「ウチの学校の先生、単語は出しませんよ。」
僕 「・・・」
とりあえずやることはやったんだと自分を納得させる僕でした。